【短編】キミと過ごした夏
***
眩しい太陽が、俺の身体を容赦なく照りつける。 



くそっ!あっちーな…
早く、海に行きてぇー!!



この耳障りな蝉の鳴き声にもムカつく。



就職活動中の俺にとって、スーツを身に纏いながら、この夏空を背に歩くのは、地獄としか言い様がない。


もう、夏休みだっていうのに、いまだ就職先が見つからない俺には。




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