【短編】キミと過ごした夏
申し訳程度に挙げた手を見逃さず、さっと俺のテーブル席にやってきた。



「ご注文はよろしいですか?」



「アイスコーヒーを…
あ、あとカルボナーラもお願いします!」



とっくに、食事は済ませているというのに… 



少しでも長くこの店にいたくて、余計なものまで注文していた。 




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