月影
初恋
欠けていく、月をみながら二人して
綺麗だなんて
重なった言葉は
胸の深いとこに残ってく
完璧じゃ無いものを
二人とも求め過ぎてしまった。
くしゃって笑うのも
声押さえて泣けないのも
素直になれなかったのも
たぶん…
好きだったからだよ
曖昧な気持ちなんて無かったよ。
君のことが好きだった…
ねぇ、
君は今も一人で泣いたりするの?
理由も分からず落ちていく雫は
いつもより、
重くて
暖かくて
君を想わせるの。
寂しいだなんて
言えないけど
そばにいてなんて
言ったらだめだけど
今だけは、あなたを独り占めしたくなる。