黄昏の千日紅
その気味の悪い言葉は、ルーズリーフを贅沢に一枚使用し、堂々とど真ん中に書かれている。
永遠に僕の、の後には一体何が続くのか。
それともこの言葉で切れているのか。
そしてこのルーズリーフの差出人は、一体何を考えているのか、第一に、私の知っている人物であるのか。
彼氏は今はいない。
中学の時に付き合ったことはある。
もしかしたら元彼の可能性もあるとは考えた。
しかし、中学を卒業してから別々の高校に進学した為、わざわざ毎日入れにくることなんてないであろう。
これは、所謂ストーカーという種のものなのか。
しかし、全く心当たりがない。
毎日こんな紙が入っているにも拘わらず、特にそれ以外の現状は変わらない。
しかし、いつ何をされるか分からない得体の知れない恐怖に毎日怯える日々で、いつしか私は人間不信に陥ってしまった。
「凛ー!かーえろ!」
突然、聞き慣れたハスキーボイスが耳に飛び込んでくる。
「あ、うん」