黄昏の千日紅





私は毎日のように、ハチと過ごした。




共に食事をし、近所を散歩したり偶に遠出をしてみたり。



同居をし始め、私が玄関の扉を開けると必ず出迎えてくれる、心優しい彼。




私がそんな、素敵な彼に「ただいま」と言って抱き寄せると、彼は本当に嬉しそうに顔を綻ばせていた。





私はそんなハチとの一つ一つのひとときが、本当に幸せだった。






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