君の瞳に映りたくて。
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「で、学校まで来たけど、これから帰るわけ?」
「ん?そうでしょ?和泉んちまでね。
なにか気づいたことあったら言ってね。」
「了解。」
と、いうことで私たちは来た道を引き返す。
大好きな河川敷を歩きながら。
「やっぱりこの時期はもう少し遅い方が綺麗だなー…」
もう少し遅く、夕日が見える時間が一番きれい。
夏だとまだ太陽が高くて………
「そんな好きなわけ?」
「うん、小さい頃からここが大好き。」
「ふーん。
俺中学上がるときにここに来たし、あんまここ通らないから知らなかったわ。」
「あ、だから家が近いのに和泉と小学校が違うのか。
和泉はずっとここ?」
「そ。俺は生まれたときからずっとあの家。」
「へぇ、そうなんだ。地元か、いいね。」
「舞桜も地元でしょ?」
「まぁそうなんだけどね。」
といってもアメリカで育った時間の方が長いんだけどさ。