君の瞳に映りたくて。


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そして、ついた映画館。


「で、なにを観るの?」


「これ。」


………これって…


「ホラー映画じゃん!!
え、無理だよ!!」


「というと思ってチケットはもう買ってあるの。」


「えぇ!!」


「ってことで私はトイレ~。」


「また?」


「二人で飲み物買っておいて。
あと舞桜が逃げ出さないように、智哉、ちゃんと見張っててよね!」


「わかったから。
早くいってきなよ。」


「うん!
私はカルピスね~。」


知ってるよ。美乃里はいつもカルピスだもん。


「舞桜ちゃんってホラーダメなんだね?
実際は見えるのに。」


「そ、そりゃ和泉は別だもん!」


「………好きな人、なんだよね?
ずっといるの?」


「…まぁね。
でももう慣れたし、いてもいなくても私はそんなに変わらなかったかな。」


「逆に好きだから一緒にいられのか。
見ず知らずのやつじゃ嫌だもんね?」


「はは、そうだね。」




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