君の瞳に映りたくて。



「舞桜~、あんたは私とでいいよね?」


「いいよー。」


ハイ、決まり。
暇だ。


………でも、みんな続々と決まってるし、あっという間に決まるかな。

和泉と香坂はやっぱりペア。


あそこは絶対倍率高いんだろうなぁ。
ぶっちゃけ、木村くんと橋本くんみたいなガリ勉コンビでもやりやすそう。


「はい!じゃあ次くじひいてくよー。
一回勝負だから文句言わないように!

じゃあとりあえず木村からね。


あ、あと6人班は1つしかないから、くじ引きなしね。
だから栞と優香と朱里のグループと、園田と内村と佐野はもう自動的に決まり。

文句なしね。」


ふーん、栞たちは園田たちのグループか。ま、でも園田たちも明るくて楽しそうだし、あの班は賑やかになりそうだね。


「あ、ちなみにくじには数字が書いてあって、同じ数字同士の人がくっつく設定だから!

で、木村は何番?」


「僕は3。」


「木村は3班決定~。
はい、次ー。」


ほんっと、美乃里って学級委員に向いてるよね。
みんなから信頼されてなきゃできないもん。


「………あれ、美乃里。私飛ばしてますけど。」


「あんたはいいの。私がもう持ってるから。
5班ね。」


ふーん、なるほど。
男子の5はどこになるんだろ。


まだ男子は全然ひいてないのか。


「はい、次は和泉ね。」


………やっぱり
やっぱり気になる!!

5班だといいな、5班だといいな。


「はい。」


「はいはい、どうもー。
えーと、和泉と香坂は5班~。
あ、一緒だね。よろしく。」


一緒…5班…え、ほんと!?まじで!?


「よろしくねー、宮下。」


………まじだぁ。素敵だ。神様ありがとう。



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