君の瞳に映りたくて。



それから杉山さん含め3人でご飯を食べ、結局談笑して和泉は21時頃帰っていった。


「ごめんね、杉山さん残ってくれて。」


「いえいえ。
いくらクラスメイトでも家に二人きりは心配も多いので。
それに、ご飯をご一緒でき、嬉しかったですよ。」


「ありがと。
明日は部活あると思うから遅くなります。」


「はい、承知しました。」


「それじゃあまた明日、お願いします。」


「1ついいですか?」


「うん、なに?」


「和泉春翔さんとはお付き合いされているのですか?」


「ま、まさか!!
ただの友達だよ!」


「では片想いですか?」


「えぇ!!」


「こちらに連れてこられるのは和泉様だけなので。」


「………そう、だったね。」


恥ずかしい…


「それでは失礼します。」


「あ、うん。ありがと。」


和泉だけ、か。



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