君の瞳に映りたくて。



………沈黙…気まず……
な、なにか………


「あ…「じゃあ俺が守護霊になってあげよう。」


…………はい?


「だから、俺をこの家に置いてよ。
お風呂とか着替え覗いたりしないし!!」


「い、いやそういう問題じゃなくて…」


好きな人がずっとそばにいると言うのは、いろいろと大変なもので……


「大丈夫、ちゃんと守るから。」


ドキンっ…


「………でも、私にできることなんてなにもないからね?」


「うん、そばにいさせてくれて、俺と話してくれればそれでいい。」


「………わかった。」


「やったね!ありがと!」


………とりあえず今は和泉の笑顔が守れれば、私はそれでいいや。
和泉が一番不安なんだもんね。


「でもどうしたら体に戻れんのかなー。」


「………とりあえず体を探さなきゃじゃない?」


「どこにあんのかなー。」


和泉がすごく儚く外を見ながらそういうから、やっぱりほっとけなくて………


「………明日、学校いってみよ。」


「え?なんで学校?」


「サッカー部が練習してるから。
サッカー部の人なら和泉のこと知ってるかもしれないし。」


「あぁ、なるほど!
え、でも今日はどうすんの?」


「他に和泉の事見える人いないか探すの。
もしかしたら霊感強くて、詳しい人がどこかにいるかもしれないから。」


「あぁ!なるほど!
………ありがと。いろいろ考えてくれて。」


「べ、別に…
………ただ、和泉は友達も多いし彼女もいるから悲しむ人が多いかと思って…」


「それでもありがと。」


「………うん。」



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