君の瞳に映りたくて。


「春翔、お茶…
ってかなんでお前はそんな壁際でやってるわけ?やりにくくねーの?
机でやりゃいいじゃん。」


「和泉がセクハラするからやだ。」


「はぁ?
お前は一体なにをやったんだよ。」


「別になにもしてないし。
ただ宮下が無駄なもん身に付けてるから」


「無駄じゃないよ!バカ!」


「………春翔、勉強しないなら帰れよ。」


「今やってるわ!!」


「香坂はこっち座って。」


もう和泉には香坂渡したくないから、香坂を引っ張って私の横に座らせた。
あっちにいたら集中できないし。


「で、できたわけ?」


「あ、うん!できた。
合ってる?」


「合ってる。」


「はい、じゃあ次ここね。」


「まだあんのかよ。
これは━━」



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