君の瞳に映りたくて。
「さっき、舞桜いったでしょ?
私のこともちゃんと見てよって。
それを聞いて、お父さんもお母さんも舞桜のことなんにも知らないって反省した。
私たちは舞桜の何を見てきたのかなって。
舞桜はやりたいこととかちゃんとあったのに、舞桜のためって自分の意見押し付けてたね。」
「…そればっかり、でもないけど…」
「だからね、お父さんとお母さん、ちゃんと舞桜のこと見ようって決めたの。
ねぇ、舞桜。お父さんとお母さんに時間をくれない?」
「………どういう意味?」
「…結局かって思われるかもしれないけど、やっぱり一緒に暮らしたいの。
一緒に時間を過ごして、舞桜のこといっぱい知りたい。
目を合わせて、ね?
だけどやっぱりお父さんとお母さんは日本に戻るこのはできなくて………
だから………」
「………なんだ、やっぱりアメリカに行くことは変わんないんだね。」
「舞桜が将生のことで怖くなったことはしってるよ?
だから…乗り越えてほしいの。
今のままじゃ、将生も舞桜のことが心配で安らかに眠れないんじゃないかな。
将生のためにも乗り越えてほしい。」
「………将生のため、か。」
「今度は守るから。
………お母さんとお父さんに守らせてくれないかな。
その代わりにって、お父さんも約束してくれたことがあるから。」
「約束?」