君の瞳に映りたくて。
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「んー!ついたねー!」
「…ん、そうだね…」
かんっぜんに時差ボケ……
なんで今朝なの…眠い…
「舞桜、眠そうだね。
眠れなかったの?」
「だって、寝ようとすると和泉がいたずらしてくるんだもん…」
「………確かに和泉も眠そう。」
「もー眠くてヤバイ…」
バス乗ったら寝よう。
バス乗ったら寝よう。
………ねむ…
「6組全員いるなー?バスに移動するぞー」
あと少しだ、頑張れ私。
「あー、ねみー!」
「わっ、ちょ和泉寄りかかんないでよ!
私も眠いんだから!」
「まじで立ってんのつらい」
「もー、はやく寝ればよかったのに。」
「宮下が起きてるから」
「私を寝かせなかったのは和泉でしょうが」
「お前らさっさと来い。」
やいやい和泉と言い合ってると、香坂が私たちを捕まえにきた。
親猫が子猫の首をもつ、という可愛いものではなく、首に腕が回され、首絞められた状態で。
「し、死ぬ…」