君の瞳に映りたくて。



私は美乃里に連れられて、ストリートのカフェへと入った。


「なんかごめんね。」


「そんなこと気にしなくていいの。
だいたい、ルール破ろうとした和泉が悪いんだし。」


「えぇ!?俺のせい!?」


「…そーだそーだ。和泉が悪い。」


「は!?宮下までそんなこと言うのかよ!」


なんか、気を使われてるのがわかる。
和泉も香坂もなにも聞いてこないし、和泉はいつにも増してうるさいし。


「ま、飲み物飲めたから別にいいだろ。」


「祥也まで俺を見捨てるなよ~」


でも、今はそんな優しさに甘えとくよ。
ありがとね、みんな。


「よし、じゃあここは和泉のおごりね。」


「は!?」


「あ、じゃあワッフルも食べたいな~。
Excuse me.」


「えぇ!?まじで!?」


「冗談。ちゃんと自分で払うわよ。」


「ってか美乃里、ダイエットは?」


「ん?」



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