君の瞳に映りたくて。
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そんなハプニングがあったから、カフェで休憩をとった私たちは、早めにバスへと戻った。
「あれ、早いなお前ら。
お前らの班が一番遅いと思ったのに。」
バスにはまだ先生しかいなくて、先生もしっかり買い物を終えたあとだった。
「Well, because study of America is not necessary for me.」
「……It is so, too.」
私は、先生にそういって、席についた。
「私もそう思ったよ。」
席に座るなり、隣に座る美乃里が小声でそういってきた。
「なにが?」
「舞桜にアメリカの勉強なんて不要だって。」
「………しかも、地元だしね。」
「え、そうなの?」
「うん。
さっきのスーパー真っ直ぐ行くと家があるの。」
「………そうなんだ。」
あそこが一番近いスーパー。
だけどあそこに行くことはもう二度とないと思う。