君の瞳に映りたくて。



結局そのあとすぐ香坂から連絡が入り、30分後に私たちはご飯となった。

だからそれまでは荷物の整理。
明日着る服を出したり、今日買ったものをしまったり…
たったそれだけのことなのに30分なんてあっという間に過ぎてしまう。


「舞桜、早くいかないと香坂に怒られるよ?」


「ちょっと待ってよー!
これだけ!これしまって…よし、オッケー!」


むしろ時間が足りなくてバタバタだった。

明日はみんなでネズミーランド。
さっきのショッピング時間にお揃いで買った服を着て行くからすっごい楽しみ。


「っていうか明日もアナハイムだからロサンゼルスじゃないね。」


「そこらへんはよくわかんないんだけど」


やっぱり私たちはカリフォルニア州の旅行に来てるみたい。

私たちの班行動スケジュール、先生もチェックしてるの思うのになんにも言われないし、他の班も行くみたいだし………

そんなんでいいのか?修学旅行なのに。


「やっぱりエレベーター近くていいね。」


「あ、そうだね。」



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