君の瞳に映りたくて。



3階、レストランへつくと、そこにはもう香坂と和泉が待っていた。


「ごめんね、お待たせ。」


「いいよ。
じゃあ入ろー!腹減ったー。」


ご飯はブッフェ式。
もうクラスと班番号がテーブルの上に乗ってて、私たちはかなり端だった。


「取りに行くのめんどいな~、この席。」


「まぁ仕方ないか。
じゃあとりいこ!」


メニューはエビチリや春巻きなど中華もあれば、味噌汁やカレーライス、焼き魚、寿司などの日本食もあって、ローストビーフまである豪華さ。

メニューが豊富だとやっぱりテンションはあがる。


「あー、なんかお味噌汁飲みたくなってたんだよねー。」


「俺も俺も。
やっぱ日本人は和食だよな~。」


私と和泉は迷うことなく日本食エリア。
煮物とかまであって美味しそう。


「あ、その煮物俺にも乗せて~。」


「はいはい。」


「あ、その鮭も。
漬け物まであるじゃん!!」


「ちょっと和泉、自分で乗せてよね!」


「いいじゃん、ついでついで。
俺と宮下は食の趣味が合うんだなぁ。」


まったく………仕方ないなぁ………



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