君の瞳に映りたくて。
それから私は和泉に乗せてあげて、そしたら今度は和泉が私のお盆にたくさん乗せてきて………
「こんなに食べられないよ!」
「えー、宮下なら食える!!」
とわけわかんないことを言い出すし。
「よし、とりあえず戻ろうぜ。」
「とりあえずって、和泉はまだ食べるの?」
「あったり前じゃん!」
やっぱり男子は違うね。
私もなかなか食べる方なのにさ。
「二人ともおっそ。
しかもそんな食べるの?舞桜。」
「和泉が勝手に置いてくんだもん。
和泉ちゃんと食べてよね、こっぢも。」
「えー、ったくしかたねーな。
じゃあ俺のニンジンあげる。」
「あ、好き嫌いしてるとサッカーできないよ。」
「どんな理屈なんだよ!
ほら、いっぱい食うと足速くなるぞ。」
「どんな理屈なの!」
「あ、まだあった。」
どんだけにんじん嫌いなの………