君の瞳に映りたくて。


━━━━━━━━━━━━━━・・・・


「ごちそうさまでした!!」


「ほんっと、よく食べたねー…」


やっと和泉と香坂のご飯が終わった。
香坂とは今まで何回かご飯行ったことあるけど、まさかこんなに食べる人だとは…

やっぱり男子は違いますね。うん。


「じゃあ部屋戻ろっか。」


「そうだね。」


なんか他のクラスがもう待ってるしね、外で。


「これって順番ってどう決まったの?」


「班長でじゃんけん。
俺はクラス戦で一番だったから、初回の時間をとれた。」


「へぇー、さすが香坂。
あとはお風呂だけだ~。」


「宮下、俺との約束忘れるなよー?」


「あぁ!そうだった。」


「ったく、ほんっと物忘れ激しいよなぁ。」


「すみません…」


「ま、またあとで連絡するし。
シャワー浴びてからでいいからバレないように来いよー?」


「うん、任せて!」


意地でも和泉と二人で過ごしてやる。
…ていっても、この修学旅行で本当に和泉との時間が増えた気がする。

前まで遠い存在だったのにさ。



< 290 / 500 >

この作品をシェア

pagetop