君の瞳に映りたくて。



「じゃあまたな。」


「おやすみ~。」


私たちはまたエレベーターで分かれる。
エレベーターも8基あるから、他の人と乗り合わせることはあんまりなくて、それもまたいい。


「ね、シャワー、私が先でもいい?」


「はいはい、どうぞ。
思う存分和泉との時間楽しんできてくださいな。」


「ありがと!」


「それより、ちゃんと好きだってさっさと言いなさいよー?」


「えぇ!
今言ったら残り二日間気まずいじゃん…」


「大丈夫大丈夫。
どうみても二人は両思いだから。
逆にすでにあんだけラブラブなのにフラれる方がありえない。
大丈夫だって、言っちゃえ。」


「…えー…」


「逆に向こうから言ってきたりして。」


「え!ないでしょ!」


「そんなのわからないじゃない。
まぁ二人のことだからどうでもいいけど。」


「あー、見捨てないで~」


告白、かぁ。
最近の美乃里はそればっかり。

そんなにいい雰囲気に見えるのかな………



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