君の瞳に映りたくて。
「━━━お…」
………ん~…
「まーお!朝だよー」
………ん…?
あれ、誰………?誰、だっけ…
杉山さん…じゃないか
「舞桜!」
ん………
「あ、やーっと起きた。」
………和泉…?
「はーやーく!起きて!」
「………きゃあぁぁ!!
え、な、なんで!?」
「寝ぼけてんのー?」
………あ、そうだ…和泉幽体になってたんだ。
「…ってなんで部屋入ってんの!
覗かないって言ったじゃん!」
「それはお風呂と着替えだけじゃん?
寝顔は見ていいでしょ?」
だ…「ダメに決まってるでしょ!!」
「舞桜が起きないから。俺つまんないじゃーん。」
「もう…夏休みなんだもん。
ゆっくり寝かせてよー…」
「やだ。」
「ケチ。」
「そんな可愛く言っても無駄です。」
か、可愛いって…!
可愛いって言ったよ!和泉が!私に!
「………へへ」
「なーに笑ってんの。」
今日も和泉はかっこいいね。
今日もだいすきだよ。