君の瞳に映りたくて。
和泉said
「……なんなんだよ、彼女って。
お前宮下と付き合ってんの?」
「そうだけど。」
「は!?なんでだよ!
さっきまで俺を応援してたじゃねーかよ!」
「お前が竹下にもフラフラしてるからだろ。
春翔が好きなのは誰なんだよ。」
「俺…もう、宮下しか見てねーよ。」
「なら竹下と仲良くする意味あんのかよ。」
「な…見てたのかよ」
「それもあるけど、宮下から話聞いた。
お前が竹下のことをまた信じるようになったって。」
「なんで宮下が…?」
「言っとくけど宮下はお前が嘘ついてること知ってるし、竹下との会話も盗み聞きしてたんだよ。
あいつ言ってた。どうしてこんな嘘つくんだろうって。
お前が宮下に気があるようなことして竹下と二人で会ってんの見てたら、宮下だって嫌になるにきまってんだろ。」
「あいつ…まさか変な誤解してねーよな?」
「してるかもな?
でも、自分で撒いた種だろ。
ってか俺寝るから。電気消しといて。」
「……なんで祥也なんだよ。」
「はぁ?だから、お前がフラフラしてるからだろ。」
「あいつは俺のことが好きなんじゃねーのかよ。」
「…そういうところが嫌なんじゃねーの?
俺は別に強要したわけじゃねーから。
あいつが俺と付き合うって決めたんだよ。
俺に愚痴んなよ。
さっさと寝ろ。」
……なんだよ、宮下のやつ…
昨日俺にコクったくせに今は祥也の彼女かよ。