君の瞳に映りたくて。
翌日ー
「はぁー、今日遊んだらもう終わりだね。
このいいホテルも今日までだし。」
今日、15時までの自由行動をしたあとは民泊で一泊し、日本へ帰る。
楽しかった修学旅行も今日と民泊で最後だから、あんな嫌だったアメリカも少し恋しくなってしまった。
みんなと一緒だからだけどさ。
「よし、荷造り終了。
舞桜も終わった?」
「うん。
入れるものは入れたしね。
もう時間だし早く降りよ。」
「そうだね。」
この広い部屋ともお別れ。
なんか濃い2泊だったな。
「民泊とかって、英語通じないと話になんないよね。」
「ま、そうだね。
ゲストハウス側も多分多少日本語出来るだろうけど、他愛のない話なんかはやっぱり英語ができないと難しいかもね。
でも美乃里なら大丈夫じゃない?
絶対ゆっくり喋ってくれるし。」
「まぁでも舞桜がいるからなんとかなりそうだけどね。」
「それじゃ修学にならないでしょうが。」