君の瞳に映りたくて。



「ふーん、そうなんだ。」


あれ、それだけ?
なんかもっと深く聞いて来るかなと思ったけど……
それはそれで助かった。







それからリアンには目的地の商業地へと送ってもらって、リアンは学校へと向かっていった。


「あのひとって頭いいの?」


リアンの車を見送り、歩き出して美乃里が聞いてきた。


「頭いいよー。
カリフォルニア州では一番頭のいい大学いってるもん。
ただこっからだと結構遠いけど…間に合うのかな。」


「同じ州でもやっぱ遠いんだ?」


「カリフォルニア州だけで日本の国土くらいあるらしいしね。」


「え、そんな広いの!?」


「うん、そうだよ。
リアンも今はサンフランシスコにいるしね、たしか。」


今は近くでひとり暮らししてるらしいけど…こっからだと数時間かかるよね…6時間後には迎えにきてもらう、
ってことはやっぱり今日は大学サボりでしょ!!

もしかして昨日も…?

………勉強大変なのに…


「舞桜?」


「あ、ごめん、行こ。」


あとで謝らないと。
…お母さんもなんでリアンに頼むかなぁ…
他に人いたでしょ、絶対。



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