君の瞳に映りたくて。



放課後ー


「美乃里~…」


「私は部活があるの。
テストが終わって、やーっとみんな走れるんだから。
舞桜も早くやって部活に来なさい。」


そう言って美乃里は私の願いも虚しく部活にいってしまった。


「…祥也は今日から部活?」


「あー、悪い。
今日部活は休みなんだけどちょっと用があって。
夕方寄るから帰りは一緒に帰れるけど…」


「じゃあ夕方!図書室きて!
もうこれ絶対私だけじゃ終わらないもん~。」


「はいはい、わかったよ。
じゃあなるべく早く戻るな。」


いやー、やっぱり持つべきものは彼氏だよ!!


「ありがと!
図書室で待ってるね!」


「はいはい。」


よかったぁ…これでなんとか明日には…
祥也が来るまでに、できるだけ進めとかないとね!


よし。


「じゃ、みんなバイバーイ!」


私は友達に別れを告げて、図書室へと向かった。



< 377 / 500 >

この作品をシェア

pagetop