君の瞳に映りたくて。
放課後ー
「美乃里~…」
「私は部活があるの。
テストが終わって、やーっとみんな走れるんだから。
舞桜も早くやって部活に来なさい。」
そう言って美乃里は私の願いも虚しく部活にいってしまった。
「…祥也は今日から部活?」
「あー、悪い。
今日部活は休みなんだけどちょっと用があって。
夕方寄るから帰りは一緒に帰れるけど…」
「じゃあ夕方!図書室きて!
もうこれ絶対私だけじゃ終わらないもん~。」
「はいはい、わかったよ。
じゃあなるべく早く戻るな。」
いやー、やっぱり持つべきものは彼氏だよ!!
「ありがと!
図書室で待ってるね!」
「はいはい。」
よかったぁ…これでなんとか明日には…
祥也が来るまでに、できるだけ進めとかないとね!
よし。
「じゃ、みんなバイバーイ!」
私は友達に別れを告げて、図書室へと向かった。