君の瞳に映りたくて。
ごめんね、ありがとう。

デート。



━━━━━━━━━━━━━━・・・・


「はぁー、学校も今日で終わりか。」


「やっと冬休みだ~!」


そう、今日で2学期も終わり。
いろんなことがあった3ヶ月だったな…


「で、31日は和泉んちに行けばいいわけ?」


「そ!
17時頃には来るように!!」


「はやっ。
22時くらいでも良くない?」


「そんなおせーと俺寝ちゃうしー。
みんなでピザでもとって、テレビ見て盛り上がる予定~!」


「はいはい、わかったよ。」


そうやって和泉と盛り上がるのは美乃里。
31日は美乃里と彼氏の長谷川くん、優衣ちゃんも来れるみたい。

不参加は私だけ。
その場に私がいないのは残念だけど…みんなが楽しければそれでいい。


「ってか舞桜って優衣と仲直りしたの?」


「あー、そういえば前叩いてから会話ないかも。
早めに謝っとこうかな。」


「あ、それ優衣も気にしてたけど。
年末の話したら、舞桜ちゃんいいって言ったの?とか言ってたけど。」


「はは、そっか。
私は全然。早めに仲直りしとかないと。」


優衣ちゃんとこのままなんて、私も嫌だしね。


「じゃ、私帰るから。
舞桜、明日は部活だから忘れないでよ?」


「忘れません!
私が部活忘れるなんてありえないし!」


っていうかなんで今日は部活ないのさ。
今日も部活やらせてくれればいいのに。


「じゃあ俺らも行くか。」


「うん!
じゃーね、和泉。」


でも、サッカー部も部活休みだから、今日は祥也も放課後デート。
初めてだよ、デート。

今までデートらしいデートってしてこなかった。
お互い部活で忙しくて。



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