君の瞳に映りたくて。



「……はい。」


「…まじで?」


「うん。
よろしくお願いします。」


「や…たぁー!!
まじで超好き!」


あと少し、あと1週間…
時間は少ないけど、やっぱり私は和泉のことが好きだから……


「じゃ、約束の…」


「え、約束?なんの?」


「もー、本当覚えてないよなー。
舞桜が引っ越す前に俺が言ったんだよ。
ここに必ず戻ってくるから、その時俺がまだ好きだったら舞桜にキスするって。
舞桜、全然意味わかってなかったみたいだけど約束はしたからな。

つーことで…」


「え、え!?ちょ、待っ…」


「待てない。」


和泉はそういって、私にすぐキスをした。
祥也とのキスはあんなに時間がかかったのに……


「……顔真っ赤。」


「う、うるさいよ!」


「…祥也のこと好き?」


「……本当に最低だけど、今は和泉でいっぱいで…
祥也のこと好きだったはずなのに今は和泉でいっぱいなの」


「いいよ。それで。
俺のことだけ好きでいてくれれば。」


本当に単純…最低……
さっきまで祥也の彼女だったのに、今は和泉のことしか考えられない。
本当に大好き過ぎて、今最高に幸せなんだ。



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