君の瞳に映りたくて。


━━━━━━━━━━━━・・・・


「━━母さん、彼女~。」


「あ、宮下舞桜です…」


「あら、舞桜ちゃんって祥也くんの彼女じゃなかったの?」


「奪ってきたー、今。」


いや…どんだけ仲良しなの…


「まぁあんた、舞桜ちゃんのこと子供の頃だいすきだったもんねぇ」


「え、おばさん…私のこと覚えてるんですか?」


「もちろん。
最初わからなかったけど、名前聞いたらすぐに思い出したわよ。
大きくなったわねぇ。でも、面影はちゃんと残ってる。」


……私は全然覚えてないのに…


「ってことで泊まってくから。」


「あら、久しぶりね。
じゃあ百合子に連絡しなくちゃ。」


「あ、あぁ!おばさん!
私がするので…」


「あら、そう?」


連絡されたら…私がアメリカに行くことバレちゃうかもしれないから……


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