君の瞳に映りたくて。


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「………できた~!」


「うん、初めてにしては完成度高いんじゃない?
生クリームもきれいだし。」


「ほんと!?」


「センスあるよ。
時間的にもなんとか間に合ったしね。」


「ふぅー、よかった。」


ピンポーン


「あ、グッドタイミングかな?
ちょっと出てくるね!」


「……どんだけカメラ多いのよ…
普通カメラはインターホンの1つでしょ…」


「まぁ防犯カメラとかは確かに多いかもね。
ちょっと待ってて!」


モニターには祥也と和泉の姿。
私は急いで玄関へ向かった。


「いらっしゃいませー!」


玄関から出て、走って門を開けに行った。
どうしてこんな頑丈で大きな門なのか聞きたいところだよ。


「はい、入って入って。
もうめっちゃいいタイミングだし!」


二人をいれてまた厳重ロック。
杉山さんがいないだけでいちいち大変だね、全く………


「すげー豪邸だな…」


「あ、祥也は初めてだもんね。
内装は祥也んちの方が豪華だよ。うちなんて外だけだから。」


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