君の瞳に映りたくて。
自分で決めた道だから
楽しいクリスマスを終えてから、私は部活と荷造りに終えていた。
「…食器とかは起きっぱなしでもいい?」
「もちろんですよ。」
私一人分、といっても服や靴、本などのほかにもタオルや雑貨が多くて、なかなかの荷物…
業者に頼まず自分で運ぶから、荷物は減らしたいのに。
「………制服は置いていこう。」
北高の制服のジャージ、教科書、バッグなどの思い出の品は全部置いていくことにした。
「よし、これでだいたい済んだかな?」
部屋はがらんとしていた。
出国まであと2日。
明日、部活に参加して、和泉と遊んで、明後日は美乃里と遊んで、私はアメリカに行く。
あと2日、か………
コンコン…
「はーい」
「失礼します。
お友だちが訪ねてこられましたよ。」
「友達?」
誰だろ。