君の瞳に映りたくて。
翌日ー
「和泉~!」
「おう。行くか。」
部活を終えた私たちは一緒に帰って、お互い着替えをし、すぐに家を出て家の前で待ち合わせ。
家が近いって便利。
「昨日、家に祥也来たろ。」
「え!なんで知ってるの?」
「部屋から見てた。
家で二人きりになんかなるなよ。」
「ふふ、大丈夫だよ。
杉山さんもいたし。」
「そういう問題じゃなくて、俺が嫌なんだよ。
…舞桜と祥也、別れてからもやけに仲いいし、祥也は舞桜のこと色々知ってるし…」
「…え、ヤキモチ?」
「………そうだよ!悪いか!
部活の時も祥也と話してるも俺見てるんだからな!
俺が優衣と話してても気にもかけないで!
本当に俺のこと好きなのかよ!」
「え、なんかごめん
でもちゃんと好きだよ。
何回も苦しんだくらい、和泉が大好きだよ。」
私が素直にそういうと、和泉は顔を赤くした。
「……じゃあ、俺のことも名前で呼べよ。」
「えー。」
「えーって!嫌なのかよ!」
「だって和泉って呼ぶのが好きなんだもん。
和泉って名字いいよね。私好きだよ。」
「…ならその名字あげるから、名前で呼べよ。」
「え?」
「………俺今めっちゃ恥ずかしいこといったからこっちみんな!
聞き返すな!」
「…あはは、和泉変だよ。」
「うるせーよ!
…パニックになるくらい、俺は舞桜のことが好きなんだから」
「はいはい、わかりました。
………春翔。」
私が目を見てそういうと、和泉は私の肩に手を回した。
「行き先変更」
「え、ちょ和泉!」
「またもと戻ってるし!」
「あぁ、ごめん。慣れなくて…
で、どこにいくの?」
「俺んち!」
「えぇ!?」