君の瞳に映りたくて。



「でもなんで急に家?」


「私ね、今日の朝、親と一緒に帰ってきたの。
だから今家にお父さんもいて。

…ほら、前にお母さんに春翔が付き合ってるって言ったじゃん?
だから…お母さんはうるさいし、お父さんも気になってるみたいだしって感じなんだよね」


「へぇ、そうなんだ。
まぁ俺はいいけどね。」


「お母さんと春翔のお母さん仲良いでしょ?
だから変に盛り上がっちゃってて……

だからたぶんお母さんめっちゃうるさかったらごめんね」


「はは、大丈夫。
俺慣れてるし、楽しいじゃん。」


「……お父さんは、そんな感じじゃないけどね」


「でもおじさんって、昔から優しくね?
まぁこの前見たときは確かに厳しそうだったけど。」


「最近はちょー厳しいよ。
優しいときは優しいんだけどね。」


そんな話をしていたら、舞桜の家についた。


「あの…失礼なこと言ったらごめんね」


「はぁ?なにそれ。
しかも俺、そんなん気にしないし。

行こ。」


「…うん。」


そういって、舞桜は門を開けた。



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