君の瞳に映りたくて。



「あ、祥也お疲れ。」


「おう。」


私たちは、けっこう長い間向こうにいたらしくて、もう男子はけっこう戻ってきていた。


「なんで隼人までいんの?」


「さぁ?知らない。」


「おい!」


なんかうるさいけど無視しておこ。


「美乃里はまだ?」


「さっき戻ってきてた。
水かトイレじゃね?」


「ふーん、そっか。」


春翔が祥也の横に座ったから、私はそのまま春翔の横へ座った。
そしたら私のとなりに関口が座ってきた。


「ちょっと。
そこは美乃里が座るんだから、あんたは後ろに座ってよ。」


「はぁ?別にいいじゃん。」


「イ・ヤ!」


「……そんなはっきり言わなくてもよくね?」


と、関口は渋々後ろへ座った。

そしてなぜか、そのタイミングで
春翔が私にキスをした。


「ちょ、なっ…!」


「いいじゃん、したかったから。」


「よくないよ!」


今まで学校ではこんなことしてこなかったのに…
さっきから…なんなの、もう。
恥ずかしくて顔が熱いじゃん。


「あ。」


春翔は私の顔を見て、自分の胸に私の顔を押し付けた。


「ちょ「今舞桜、かわいい顔してるから俺以外に見せないで。」


な、なんだそれ……



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