君の瞳に映りたくて。
~♪~♪~♪
「舞桜電話~。」
「はいはーい。」
誰でしょうか。
"着信 香坂祥也"
「あ、香坂だよ。
もしもしー?」
『あぁ、俺だけどさ、俺んち来てくんない?』
「え?いいけどなんで?」
『用があるけど暑くて外出たくないから。』
「なにそれ、ちょーわがまま。」
『俺んち誰もいないから勝手に入って俺の部屋まで来て。セキュリティ切っとくから。』
「はいはい、わかりました。
じゃあお昼食べてから行くから。」
『おう。』
まったく、しょうがないなぁ…
「なんだって?」
「家に来てだってさ。
暑いから家出たくなくて私を呼んだんだって。」
「はぁ?で、舞桜は行くわけ?」
「まぁ用があるみたいだから。
和泉もいこうね。」
「当たり前。」