君の瞳に映りたくて。



~♪~♪~♪


「舞桜電話~。」


「はいはーい。」


誰でしょうか。


"着信 香坂祥也"


「あ、香坂だよ。
もしもしー?」


『あぁ、俺だけどさ、俺んち来てくんない?』


「え?いいけどなんで?」


『用があるけど暑くて外出たくないから。』


「なにそれ、ちょーわがまま。」


『俺んち誰もいないから勝手に入って俺の部屋まで来て。セキュリティ切っとくから。』


「はいはい、わかりました。
じゃあお昼食べてから行くから。」


『おう。』


まったく、しょうがないなぁ…


「なんだって?」


「家に来てだってさ。
暑いから家出たくなくて私を呼んだんだって。」


「はぁ?で、舞桜は行くわけ?」


「まぁ用があるみたいだから。
和泉もいこうね。」


「当たり前。」



< 89 / 500 >

この作品をシェア

pagetop