この夏の贈りもの
☆☆☆
教室に朝日が差し込み、そのまぶしさで目を覚ました。
パチッと目を開けた瞬間唯人と視線がぶつかった。
音が出そうなその視線に、小さく悲鳴を上げて飛び起きた。
「わ、悪い。驚かせるつもりじゃなかったんだ」
慌ててそう言う唯人にあたしは肩で呼吸を整えた。
昨日は教室で眠ったことをようやく思い出す。
体は痛いし、唯人に寝顔を見られてしまった。
気恥ずかしさから、あたしは唯人を睨み付けた。
「ずっと寝顔を見てたの?」
「ずっとってわけじゃないけど」
「見てたの?」
「……うん」
唯人は観念したようにそう言って頷いた。
「もう!」
あたしは枕を唯人へ向かって投げつけた。
枕は唯人まで届かず、そのまま床に落ちてしまった。
「ごめん、あまりにも可愛かったから」
「な、なに言ってんの!?」
教室に朝日が差し込み、そのまぶしさで目を覚ました。
パチッと目を開けた瞬間唯人と視線がぶつかった。
音が出そうなその視線に、小さく悲鳴を上げて飛び起きた。
「わ、悪い。驚かせるつもりじゃなかったんだ」
慌ててそう言う唯人にあたしは肩で呼吸を整えた。
昨日は教室で眠ったことをようやく思い出す。
体は痛いし、唯人に寝顔を見られてしまった。
気恥ずかしさから、あたしは唯人を睨み付けた。
「ずっと寝顔を見てたの?」
「ずっとってわけじゃないけど」
「見てたの?」
「……うん」
唯人は観念したようにそう言って頷いた。
「もう!」
あたしは枕を唯人へ向かって投げつけた。
枕は唯人まで届かず、そのまま床に落ちてしまった。
「ごめん、あまりにも可愛かったから」
「な、なに言ってんの!?」