この夏の贈りもの
唯人の言葉にあたしは更に焦り、わざと大きな音を立てて椅子に座った。
「耳まで真っ赤だぞ?」
「うるさい!!」
顔だけじゃない、胸の奥から熱を帯びていくのが自分でよくわかった。
ポケットからスマホを取り出して時間を確認すると、朝の6時を過ぎたところだった。
まだまだ1日は始まったばかりだ。
「さて、あたしは朝ご飯を買いに行ってくるからね」
「それなら俺が行く」
そう言って立ち上がったのは和だった。
あたしたちの会話で起こしてしまったようで、まだ眠そうな顔をしている。
「あたし1人で行くからいい」
あたしは和にそう言い、教室を出た。
自転車でコンビニまで行けばすぐだ。
「俺が行くって言ってるだろ」
後ろから強い口調でそう言われて、あたしは立ち止まって振り向いた。
寝起きで不機嫌そうな和が立っている。
「耳まで真っ赤だぞ?」
「うるさい!!」
顔だけじゃない、胸の奥から熱を帯びていくのが自分でよくわかった。
ポケットからスマホを取り出して時間を確認すると、朝の6時を過ぎたところだった。
まだまだ1日は始まったばかりだ。
「さて、あたしは朝ご飯を買いに行ってくるからね」
「それなら俺が行く」
そう言って立ち上がったのは和だった。
あたしたちの会話で起こしてしまったようで、まだ眠そうな顔をしている。
「あたし1人で行くからいい」
あたしは和にそう言い、教室を出た。
自転車でコンビニまで行けばすぐだ。
「俺が行くって言ってるだろ」
後ろから強い口調でそう言われて、あたしは立ち止まって振り向いた。
寝起きで不機嫌そうな和が立っている。