この夏の贈りもの
「その扉はどこにあるの?」
「学校内に……」
その言葉にハッと息を飲んで、和を見上げた。
和は目を見開き、そして大きく頷いた。
一階の奥にあったあの教室のことに違いない。
「あそこになにがあるの?」
「……一緒に……一緒にいこう……」
裕はそう言うと、固く口を閉ざしてしまったのだった。
「学校内に……」
その言葉にハッと息を飲んで、和を見上げた。
和は目を見開き、そして大きく頷いた。
一階の奥にあったあの教室のことに違いない。
「あそこになにがあるの?」
「……一緒に……一緒にいこう……」
裕はそう言うと、固く口を閉ざしてしまったのだった。