この夏の贈りもの
一緒に行こう
夜が来て、あたしは昨日と同じように教室に布団を引いて横になっていた。
明日ですべての除霊が終る。
そう思うとなかなか寝付けなくて、何度も何度も寝返りをうった。
「眠れないのか?」
暗闇の中から唯人の声が聞こえて来る。
「あ、ごめん。起こしちゃった?」
「いや、俺も起きてたから」
そう言って、唯人が近づいてくる。
気配が近くで止まったのであたしは上半身を起こした。
唯人があたしの枕元から見下ろすように立っている。
規則正しい寝息が聞こえて来るのは和のものだ。
「少し、外を歩こう」
唯人にそう言われて、あたしは素直に頷いた。
このまま起きていても意味がない。
少し体を動かせば気持ちがスッキリして眠れるかもしれなかった。
明日ですべての除霊が終る。
そう思うとなかなか寝付けなくて、何度も何度も寝返りをうった。
「眠れないのか?」
暗闇の中から唯人の声が聞こえて来る。
「あ、ごめん。起こしちゃった?」
「いや、俺も起きてたから」
そう言って、唯人が近づいてくる。
気配が近くで止まったのであたしは上半身を起こした。
唯人があたしの枕元から見下ろすように立っている。
規則正しい寝息が聞こえて来るのは和のものだ。
「少し、外を歩こう」
唯人にそう言われて、あたしは素直に頷いた。
このまま起きていても意味がない。
少し体を動かせば気持ちがスッキリして眠れるかもしれなかった。