この夏の贈りもの
松田翔、生きているということ
宿直室で朝食を終えて教室へと向かった。
すると翔が黒板に何かを箇条書きにしているのが見えた。
・チョコレートが食べたい
・新しい服がほしい
・虹を見たい
その文字を目で追いかけながら「なにしてるの?」と、椅子に座っていた唯人に聞いた。
「翔がやり残したことリストだってよ」
そう言い、苦笑いを浮かべる唯人。
「やり残したことって、これ、全部?」
どんどん黒板が埋め尽くされているリストにあたしは目を丸くした。
「よぉチホ、おはよ」
話し声に振り向いて翔がニカッと笑った。
和と裕はさっきからあきれ顔を浮かべている。
すると翔が黒板に何かを箇条書きにしているのが見えた。
・チョコレートが食べたい
・新しい服がほしい
・虹を見たい
その文字を目で追いかけながら「なにしてるの?」と、椅子に座っていた唯人に聞いた。
「翔がやり残したことリストだってよ」
そう言い、苦笑いを浮かべる唯人。
「やり残したことって、これ、全部?」
どんどん黒板が埋め尽くされているリストにあたしは目を丸くした。
「よぉチホ、おはよ」
話し声に振り向いて翔がニカッと笑った。
和と裕はさっきからあきれ顔を浮かべている。