恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~
情熱と冷静

柔らかい日差しに包まれて、心地よい。

部屋の中が明るくなってる。

枕もとの時計を見ようと、手を伸ばした。

けれど、あるべきところに手を伸ばしても何もない。

あれ?

薄目を開けたところだった。

「んがーっ」っていう声と共に、胸の辺りにズシッと石のような重しが乗っかった。

なんだ?

びっくりして目を開ける前に、ぐっしょりと濡れた小さな手が私の頬を押さえつけた。

ぬめっとした小さな手が、私の顔をぎゅうっとつかむ。

「なに?」

胸の上にいた物が移動して来て、私の喉の辺りで力つきた。

ちゅーっと首元に吸い付かれた。

鎖骨の辺りにぬるっとした感覚。
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