恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~
「それは、食事前に重たい話題だね」葛城さんの手が止まった。

「それなら、食べてからもう一度聞きましょうか?」

私は、振り返って彼と向き合う。

葛城さんは、手をパッと放して私を押しとどめるようにした。

「いいよ。一度聞いちゃったもんは、消せないだろう?」

「ごめんなさい」

「何で謝るんだ?君のせいじゃないだろう」


そっと近づいてきて、気にするなと頬に手を当ててくれる。

彼が決めたなら、どんなことでも受け入れようと思ってたけど。

そうすることが本当にいのか悪いのか分からなくなってきた。
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