お兄ちゃん、だめ... そんなとこ…かじっちゃだめ…
学校へ着いて、仲のよい友人達とたわいもない話をする。
いつもと変わらない日常にホッとしているのは、どうしてだろう。
それは何か嫌な予感がしているからかもしれない。
「未央ー!お兄ちゃんが来てるよー」
「え」
お兄ちゃんが私のクラスにやってきたのは、四時間目の授業が終わってすぐあとの事だった。
呼ばれた子の方へ視線を向ければ、少し顔を赤くしたその子と優しく微笑みながら私を見つめているお兄ちゃんの姿があった。
「お兄ちゃん、なぁに?」
「弁当。忘れていったろ」
「あ」
すっかり忘れてた。
「未央はばかだな、ほんと」
すこしも馬鹿にしてない笑顔で私を見つめるお兄ちゃんに私まで笑ってしまう。
「せっかくだし昼ご飯一緒にどう?未央ちゃん」
からかうようなお兄ちゃんの視線を受け止めながら私は言った。
「しょうがないから、一緒に食べてあげてもいいよ?お兄ちゃん」
いつもと変わらない日常にホッとしているのは、どうしてだろう。
それは何か嫌な予感がしているからかもしれない。
「未央ー!お兄ちゃんが来てるよー」
「え」
お兄ちゃんが私のクラスにやってきたのは、四時間目の授業が終わってすぐあとの事だった。
呼ばれた子の方へ視線を向ければ、少し顔を赤くしたその子と優しく微笑みながら私を見つめているお兄ちゃんの姿があった。
「お兄ちゃん、なぁに?」
「弁当。忘れていったろ」
「あ」
すっかり忘れてた。
「未央はばかだな、ほんと」
すこしも馬鹿にしてない笑顔で私を見つめるお兄ちゃんに私まで笑ってしまう。
「せっかくだし昼ご飯一緒にどう?未央ちゃん」
からかうようなお兄ちゃんの視線を受け止めながら私は言った。
「しょうがないから、一緒に食べてあげてもいいよ?お兄ちゃん」