恋と憧れの境界線はどこですか
「うぐ…っ聞いてるもん!」
「うそ。」とデコピン。
「いつも授業中寝てるくせに。笑」
「うっ…」
「へへッ。 矢田…なんかあった?」
「え?」
「なんか最近元気ないから。なんかあったのかな〜〜って。」
「ううん、なんもないよ?」
「…そ。なんかあるなら私で良かったら
話聞くからね。」
「うん、ありがと先生。」
「いいえ。(ポンポン
あんま無理しすぎんように…ね。」

ほんとは学校に行きずらくなってきてる。
でも言ったってどうせ学校はなにも
してくれないんだ。

でもありがとう、先生。
この先生は他の先生とは違う。
そう思えたけどやっぱり頼れないよ。
なんて考えていると予鈴が鳴り響いた。
教室戻るの嫌だなあ〜先生と一緒にいたい。

「よし、戻ろっか。次の授業なに?」
「んんーとコミュ英やったかな…」
「がんばれ〜」とニコニコしながら頭を撫でてくれる先生。
「私も隣のクラスで授業頑張るから
矢田も頑張って。」
ともう一度にこっとしながら手を振る先生

先生、先生、頼ってもいいですか…
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