ユキ。【完】
『好きだ!俺と付き合ってくれ!』
告白されたのはユキと別れて1年が経った頃だった。
『ごめんなさい。忘れられない人がいるの…』
ユキへの想いは降り積もる雪のごとく別れても尚、わたしを侵食していった。
けれど、
『へっ?忘れる必要なくない?』
『………は?』
『忘れられないってさ、すっげぇ好きだったってことでしょ!?その気持ち、無くす必要なんてないじゃん!!もったいない!!』
もったいない?
『でもさ。俺ならずっとそばにいてやる。忘れる必要がない恋愛を俺としよう!』
正直、今思い出してもクサイ言葉。
だけど、嬉しかった。
ユキとの恋愛をそんな風に言ってくれたのはこの人が初めてだったから。
告白されたのはユキと別れて1年が経った頃だった。
『ごめんなさい。忘れられない人がいるの…』
ユキへの想いは降り積もる雪のごとく別れても尚、わたしを侵食していった。
けれど、
『へっ?忘れる必要なくない?』
『………は?』
『忘れられないってさ、すっげぇ好きだったってことでしょ!?その気持ち、無くす必要なんてないじゃん!!もったいない!!』
もったいない?
『でもさ。俺ならずっとそばにいてやる。忘れる必要がない恋愛を俺としよう!』
正直、今思い出してもクサイ言葉。
だけど、嬉しかった。
ユキとの恋愛をそんな風に言ってくれたのはこの人が初めてだったから。