ALONE
俺はソファに寝そべったまま顔だけシュウジへ向けて話しかける。


『お前さ…結構武闘派だったんだな。正直あそこまでヤれるとは思わなかったよ。』


シュウジも顔をこっちに向ける。


『そりゃどうも♪でもまぁ…基本俺は丸腰ではヤらんのやけどな。』


『丸腰だ?じゃぁその腰にあるのはなんだよ。』


『あ?…あぁこれな。』



シュウジは腰のあたりからジーンズに挟んでいた銃を取り出す。



『お前そんなものどうやって手に入れた?』



『買ったんや。』



『どこで?』



『ドンキ♪』



『は…?』



『見てみ。』



シュウジは銃を俺に放る。


『…いやお前ッ!』



俺は慌てて体を起こして銃を両手でキャッチする。




…?




なんだ?



この軽さ。



銃ってこんなもんなのか?


俺は銃をまじまじと見つめる。




…!!




なるほど…。




そうゆうことか。
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