ALONE
『あ…はい。』




【…どうした?】




『いや…スイマセン。色々と考えてて…』




すると




受話器越しにヨシアキから




鼻で笑うような声がした。




【はッ♪


ジンお前さ

今ぶっちゃけ俺がお前達が追ってる側の人間じゃないかと思っただろ?】





!?










嘘が決して通じない相手にはどうすることが1番か。





答えは…





ただ正直であること。





『…はい。』




【だろうね。

でも安心していいよ。

俺はある人間に今日のお前等の活躍を聞いたんだ。

ちなみに俺が連絡したのはニュースを見せるためだけじゃない。

明日…お前らが瀧本さんと交渉したバーのシエスタに来てくれないかな。

そしたら…

お前の中にある疑念も全て解けるよ。】
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