ALONE
『どうしたジン』
『いや…
別に…』
つまらない意地を張る。
それもシュウジはお見通し。
『俺の話理解出来んか?』
俺はその質問を自分でも心に問い掛けてみる。
『理解は…
出来るさ。
ただ…
わかっていても納得出来ない。』
『なんでや?』
…
俺は意地を捨てた。
『あまりに話がブッ飛んでるだろ。』
『どこが?』
『どこがだ?
全部だよ。
あそこにいた客だけならまだしも…
報道機関や警察なんかにも顔が利くなんて…
バカげてるだろ?
まるでこの国が奴らの手の平の上にあるみたいだ。』
するとシュウジはソファにのけ反る。
それは上から物を言う態勢に入った証拠…。
『俺は道路公団が絡んだ時点である程度予想はしとったで。
ただ…
正直ここまでの組織は俺も未だかつて拝んだ覚えはないな。』
…
あぁ
そうだった。
常識なんてものにとらわれてはいけない。
それが真実だとしたら
『真実かどうか考える』行為は無意味だ。
…
頭を冷やせ。
『いや…
別に…』
つまらない意地を張る。
それもシュウジはお見通し。
『俺の話理解出来んか?』
俺はその質問を自分でも心に問い掛けてみる。
『理解は…
出来るさ。
ただ…
わかっていても納得出来ない。』
『なんでや?』
…
俺は意地を捨てた。
『あまりに話がブッ飛んでるだろ。』
『どこが?』
『どこがだ?
全部だよ。
あそこにいた客だけならまだしも…
報道機関や警察なんかにも顔が利くなんて…
バカげてるだろ?
まるでこの国が奴らの手の平の上にあるみたいだ。』
するとシュウジはソファにのけ反る。
それは上から物を言う態勢に入った証拠…。
『俺は道路公団が絡んだ時点である程度予想はしとったで。
ただ…
正直ここまでの組織は俺も未だかつて拝んだ覚えはないな。』
…
あぁ
そうだった。
常識なんてものにとらわれてはいけない。
それが真実だとしたら
『真実かどうか考える』行為は無意味だ。
…
頭を冷やせ。