ALONE
『そんなある日俺はこの街を歩いてて…見つけたんだよ。』
『…何を?』
『俺の居場所を。』
カイトはある店に立ち止まり
『入れよ』
と俺に言い残し
地下の入り口につながる階段を下りていった。
きらびやかな紫の看板。
白地の文字。
『レクイエム…?』
間違いない。
その店は
ホストクラブだった。
階段を下りると
50ほどある男の写真が壁に貼られていて
その中に髪をかきあげるカイトの写真が貼られていた。
右下に『No.5』の文字。
店に入ると店内は真っ暗だった。
『開店は夜の12時からなんだ』
『いつからここで?』
カイトに久々に話しかけた気がする。
『そうだな…かれこれもう一年。』
『よく遅刻したり酒の臭いがするのはそうゆうことだったのか。』
『おかげであんな掃きだめみたいなクラスに入れられちまったけどな。』
二人して笑った。
その時感じたが
今日初めて会ったホントの桐生カイトは
そんなに悪い奴ではなかった。
『…何を?』
『俺の居場所を。』
カイトはある店に立ち止まり
『入れよ』
と俺に言い残し
地下の入り口につながる階段を下りていった。
きらびやかな紫の看板。
白地の文字。
『レクイエム…?』
間違いない。
その店は
ホストクラブだった。
階段を下りると
50ほどある男の写真が壁に貼られていて
その中に髪をかきあげるカイトの写真が貼られていた。
右下に『No.5』の文字。
店に入ると店内は真っ暗だった。
『開店は夜の12時からなんだ』
『いつからここで?』
カイトに久々に話しかけた気がする。
『そうだな…かれこれもう一年。』
『よく遅刻したり酒の臭いがするのはそうゆうことだったのか。』
『おかげであんな掃きだめみたいなクラスに入れられちまったけどな。』
二人して笑った。
その時感じたが
今日初めて会ったホントの桐生カイトは
そんなに悪い奴ではなかった。