ALONE
『ジン今日働いてけよ』


『はッ!?』


『見習いってことでさ。店のマネージャーには俺から話しておく。俺のヘルプについて俺の仕事を間近に見てればいいよ。酒は飲めるベ?』

『いや飲めるけどさ…。そんな勝手許されんのか?』

『仮にもNo.5ですから♪』

カイトのその偽善笑顔は確かにホスト向きだと思った。


『No.5とか…微妙だなオイ』

『うるせぇよ!お前一年でこのポジションは俺の歳なら奇跡だぞ。』

『悪い悪い。』

その日

俺等は真の友情を築いた。
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