ALONE
否。
俺との距離をとりつつ教室の扉に手をかけようとした先輩Aの制服を
後ろから掴み
一瞬で離す
一度掴まれて勢いを殺され足がもつれたところを
俺は背中目掛けてワンステップで跳び蹴りをみまった。
先輩Aは廊下を飛び出し
勢いそのまま廊下の窓にぶち当たった。
ガシャーン…
いや、これは想定外…。
時刻はちょうど入学式が終わる頃。
コレはまずい。
その時後ろから疾風の如く誰かが俺を横切った。
『逃げるぞ後輩』
先輩D
俺はコイツを敵か味方か判断する間もなく後をついて走る。
図書室を右に出て
階段を駆け上がる
先輩Dは二段飛ばしで跳ねる。
ボディバランスがハンパねぇ…
二段飛ばしで階段を駆け上がってもブレない重心
切れない息
コイツ何者だ?
屋上に出た。
『久々に走ったら腰痛ぇわぁ』
手摺り越しに先輩Dは座り込む。
息一つ乱さず
汗一つかかず。
『名前なんてーの?』
『榊…榊ジン』
『ジンかぁ。良い名前じゃん。それにその髪…イケてるよ♪』
なんだコイツ?
アイツらの仲間じゃないのか?
俺との距離をとりつつ教室の扉に手をかけようとした先輩Aの制服を
後ろから掴み
一瞬で離す
一度掴まれて勢いを殺され足がもつれたところを
俺は背中目掛けてワンステップで跳び蹴りをみまった。
先輩Aは廊下を飛び出し
勢いそのまま廊下の窓にぶち当たった。
ガシャーン…
いや、これは想定外…。
時刻はちょうど入学式が終わる頃。
コレはまずい。
その時後ろから疾風の如く誰かが俺を横切った。
『逃げるぞ後輩』
先輩D
俺はコイツを敵か味方か判断する間もなく後をついて走る。
図書室を右に出て
階段を駆け上がる
先輩Dは二段飛ばしで跳ねる。
ボディバランスがハンパねぇ…
二段飛ばしで階段を駆け上がってもブレない重心
切れない息
コイツ何者だ?
屋上に出た。
『久々に走ったら腰痛ぇわぁ』
手摺り越しに先輩Dは座り込む。
息一つ乱さず
汗一つかかず。
『名前なんてーの?』
『榊…榊ジン』
『ジンかぁ。良い名前じゃん。それにその髪…イケてるよ♪』
なんだコイツ?
アイツらの仲間じゃないのか?